コンパウンドのレッスン内容
趣味コース
序盤レッスンの内容
未経験者がアーチェリー教室に入会し、1〜3回目に行うレッスンの内容を紹介します。
● 1回目(基礎)装備品の装着
安全上の注意事項の説明
素引き、ゴム引きで基礎の習得
近射(近い距離を的を付けずに射つ練習)
フォームの基礎は立ち方から始まり、体の向きや顔の向きなど体の芯となる部分から行います。
初回レッスンは実射時間が少ないですが、体力的には結構疲れると思います。
● 2、3回目基礎の復習
素引き、ゴム引き
近射
趣味コースでも、ある程度の実力をつけるためには基礎が重要ですので、3回目あたりまでは基礎の習得がメインになります。
● 4回目以降1〜3回はリカーブと同じですが、異なるのは4回目以降のレッスンです。
コンパウンドはリカーブに比べて命中率が高いため、趣味コースでは距離を伸ばすペースが早くなります。
基礎を習得すれば、すぐに18mを射っても的に当てられますので、しばらくは近射と18mを往復するような練習になります。
レッスンの進め方
趣味コースでは、10回目くらいのレッスンで18mを射つ予定です。
しばらくは18mで、フォームを中心とした技術向上を目指します。
10回目くらいには自分の弓を注文される方が多いので、レンタルの弓にウェイトを付けたり、引きを徐々に強くするなどの筋力アップも行います。
購入する弓はレンタルの弓より重いので、届くまでの間に筋力を付けることでスムーズに移行できます。
半年ほどで自分の弓に慣れてきますので、この頃から試合に出ることも可能です。
コンパウンド初心者の部は30mです。
11月〜2月はインドアシーズンで、室内で18mになります。
一般の部の50mには、始めてから1年ほどで出ることも可能です。
コンパウンドは正しいフォームを習得するのと同じくらい、道具を正しく調整することが重要です。
一般の部の試合に出る頃には、フォームの指導と並行して、道具の調整、アーチェリー理論のレッスンを入れていきます。
アスリートコース
序盤レッスンの内容
未経験者がアーチェリー教室に入会し、1〜3回目に行うレッスンの内容を紹介します。
● 1回目(基礎)装備品の装着
安全上の注意事項の説明
素引き、ゴム引きで基礎の習得
近射(近い距離を的を付けずに射つ練習)
フォームの基礎は立ち方から始まり、体の向きや顔の向きなど体の芯となる部分から行います。
初回レッスンは実射時間が少ないですが、体力的には結構疲れると思います。
● 2、3回目基礎の復習
素引き、ゴム引き
近射
3回目あたりまでは基礎の習得がメインになります。
● 4回目以降1〜3回はリカーブ、コンパウンド趣味コースと同じですが、異なるのは4回目以降のレッスンです。
趣味コースは距離を伸ばすペースが早くなりますが、アスリートコースでは4回目以降も基礎習得を行います。
コンパウンドはリカーブに比べて命中率が高く、道具が当ててくれますが、射手に要求される技術が少ない分、基礎が重要になります。
レッスンの進め方
アスリートコースでは、フォームの基礎を長期間に渡って指導していきます。
10回目くらいで趣味コースは18mを射ちますが、アスリートコースは10mです。
それまでは近射(的を狙わずに5mを射つ練習)や、ゴム引き、紐引きなどの練習を行います。
特にコンパウンドではリリーサーの使い方が重要ですので、紐を使って練習することが多いです。
筋力トレーニングも行います。
レッスン中にやり方を説明して、自宅で行っていただきます。
鍛えるのは主に、体幹、背筋、肩周り、足周りなど、体の芯となる部分です。
アーチェリーではウェイトトレーニングのような、負荷の高いトレーニングはあまり必要なく、ほとんどが自重トレーニングです。
試合に出る時期はレッスンの状況を見ながら判断しますが、1年以内には一般の部の50mに出ることは可能です。
フォームが固まってくると、道具の調整方法、アーチェリー理論などのレッスンも行います。
アーチェリーを上達させるには、これらの知識が必要不可欠です。
特にコンパウンドは、フォームの完成度と同じくらい道具の調整が大切になってきます。
コンパウンドの全国大会では、20〜50代の方が活躍しています。
社会人になってからアーチェリーを始めて、全日本選手権に出場する選手の割合も、リカーブに比べると多いです。
よって、アスリートコースを選択された方は、数年以内には、全日本選手権などの全国大会に出場できるレベルを目指します。
アスリートコースの方は全員何らかの全国大会を経験していただきたいため、そのつもりでレッスンします。
高校生〜40代の例
10回目あたりを目安に、18mを射てるようにします。
その後も基礎を中心に習得しながら、半年程度で初心者の部(30m)の試合にエントリーします。
1年以内には、正式距離である50mの試合にエントリーできるでしょう。
そして、3〜4年後に全日本選手権出場を目指します。
練習量や頑張りによっては、2〜3年で出ることも十分可能です。
50代以上の例
10回目あたりを目安に、18mを射てるようにします。
その後も基礎を中心に習得しながら、半年程度で初心者の部(30m)の試合にエントリーします。
ただし、コンパウンドを正しいフォームで引くには、ある程度の体の柔軟性が必要です。
50代以上の方は、特に肩周りの筋肉が固まっていて、理想のポジションまで動かないことがあります。
その場合は、柔軟体操なども取り入れながら進めますので、高校生〜40代の方に比べてベースは遅くなりますが、最終目標は全日本選手権出場です。
「コンパウンドは大人がやるもの」というイメージがあるかもしれませんが、2020年から小中学生の全国大会にも、コンパウンドとベアボウの部門が新設されました。
よって、今後は子どもたちにも普及していくと思います。
小学5〜6年から中学1年の間に始める場合は、小中学生の全国大会を目指します。
中学2年生以降に始める場合は、大人の上位大会を目指すのが目安です。
コンパウンドは、まだ小中学生には馴染みのない種目です。
教えられる指導者もほとんどいませんので、最初から正しい指導を受けられるのは、非常に大きなアドバンテージになるはずです。
小学生の例
コンパウンドは弓が重く、最低限必要な引き尺もあるため、ある程度の体格が必要です。
よって、身長にもよりますが、5〜6年生が対象になるでしょう。
道具の扱いは細かい知識が必要ですので、最初の数回〜10回程度は近距離で練習します。
そして、基礎が身についた段階で、少しずつ距離を伸ばしていきます。
コンパウンドの小中学生の正式距離は30mになります。
体が大きければ1年以内で試合に出られるようになり、1〜3年後の全国大会で結果を残せるように指導していきます。
中学生の例
中学生は、小学生よりもレッスンのペースは早くなります。
早ければ10回目のレッスンで18mを射つことも可能です。
正式距離の30mの試合には、早ければ半年程度で出られます。
上達すれば、大人の正式距離である50mにも挑戦できます。
記録会のスコアが良ければ、大人の上位大会にも出場が可能です。
小中学生の全国大会で結果を残すことはもちろん、将来的に全日本選手権などで活躍できるように指導していきます。