才能や素質は必要なのでしょうか? よく「自分には才能がない」、「あの人は素質がある」という話は聞きます。 反対に「才能なんて関係ない」、「努力次第で上達できる」という考えを持たれている方もいます。 私の考えは、「才能や素質は関係あるが、必須ではない」です。 まずアーチェリーに限らず全てのスポーツにおいて、向き不向きはあります。 適性とも言えますね。 陸上の短距離選手なら速筋の割合が多い方が有利ですし、野球なら肩や手首の強さが物を言います。 多くのスポーツで共通して言えるのは、体が大きく筋力が高いほど有利ということです。 アーチェリーに関して言うと、体重、矢尺、アゴの形などが挙げられるでしょう。 体重は努力次第で増やせるにしても、矢尺やアゴの形は生まれ持ったもので、どうしようもありません。 よって、それら生まれ持った素質が上達に影響するのは間違いありません。 ですが、そういう素質が無ければ上達しないのかと言われれば、そうではありません。 ここで私が、高校の時に思いついて、信条としている考え方があります。 それは「練習量✕練習の質+素質=実力」という考えです。 素質だけ足し算になっていますね。 確かに素質は実力に影響しますが、あくまで練習の積み重ねに少しプラスする程度の違いなのです。 例えば練習量と質が共に50点の人が2人いて、片方は素質が100点ありますが、もう片方は素質0点だとします。 すると、素質ありの実力は2600点、才能なしの実力は2500点です。 同じ練習をしていては永遠に勝てませんが、量か質を53点に引き上げる事ができれば、実力は2650点になって逆転できます。 素質というのはそれくらい、微々たる違いしか生まないという事ですね。 そして、この式は練習の重要性も表しています。 全ての数値が50点の2人がいたとして、片方が練習をサボってしまい、練習量が49点に下がるとします。 すると2500点対2450点で、50点もの差が付いてしまうのです。 私も決して素質がある訳ではありません。 アゴは小さいですし、矢尺も普通、体重は軽く、筋力に至っては女性に負ける事もあるレベルです。 それでもある程度の結果を残せているのは、いかに練習量を確保し、質を向上させていくのかを考えて練習しているからだと思います。]]>

励みになりました。
ちなみに勝負に対して、験担ぎやルーティンなんかされてるんですか?
コメントありがとうございます。
試合だから、勝負だからという験担ぎやルーティンはありません。
試合の時だけ違うことはしない方が良いからです。
練習の時から毎射、毎エンドのルーティンを意識しておき、試合でもそれを再現するだけですね。
私も、地道にコツコツと努力して行きます。ありがとうございます。
同じ動作を繰り返す競技なので、小さな積み重ねが大切です。
少しずつ頑張っていきましょう!